魔道書ネクロノミコン ☆☆ (魔道書ネクロノミコン / ジョージ・ヘイ:編 / 学研M文庫 2000) クトゥルー神話に登場する暗黒にして邪悪な禁断の書物である「ネクロノミコン」(じゃあ、なんで日本語版がこんなに大っぴらに売られているんだ?――というツッコミは自粛してください(^^;)――裏表紙の紹介文によれば「それがついに全訳された!」となっています。でも… コメント:0 2026年02月09日 怪奇幻想・海外 続きを読むread more
プレイバック ☆☆☆ (プレイバック / レイモンド・チャンドラー / ハヤカワ・ミステリ文庫 2001) チャンドラーの遺作で、フィリップ・マーロウが探偵役を務める7長篇の最後の作品です。あとは「さらば愛しき女よ」(そのうち登場)を読めば、全作品コンプとなります。 フィリップ・マーロウは、弁護士アムニーの依頼(秘書のミス・ヴァ―ミリアが事務所ま… コメント:0 2026年02月08日 ミステリ・海外 続きを読むread more
悪魔のような女 ☆☆☆ (悪魔のような女 / ボアロー、ナルスジャック / ハヤカワ・ミステリ文庫 2005) フランス・ミステリ界の重鎮、ボアロ&ナルスジャックのコンビによる第2長篇(第1作は未訳)です。1955年に映画化され、1996年にリメイクもされています。なお、映画のストーリー紹介(Wikiなど)は完全ネタバレなので、ご注意ください(^^; … コメント:0 2026年02月07日 ミステリ・海外 続きを読むread more
加田伶太郎全集 ☆☆☆☆ (加田伶太郎全集 / 福永 武彦 / 扶桑社文庫 2001) フランス文学者で作家・詩人の福永武彦さんが、ミステリを書く際に使ったペンネームが加田伶太郎です。本書は、加田伶太郎名義で書かれた短篇ミステリ全作品と、関連エッセイが収められた決定版です。読んだのは扶桑社文庫の『昭和ミステリ秘宝』の1冊ですが、2018年に創元推理文庫から… コメント:0 2026年02月06日 ミステリ・日本 続きを読むread more
ファントマ ☆☆☆ (ファントマ / P・スーヴェストル&M・アラン / ハヤカワ文庫NV 1976) 19世紀から20世紀初頭にかけて、フランス・ミステリのメインは本格謎解きものではなく、「怪盗対名探偵」を主題とした冒険サスペンスでした。それらの怪盗の代表が、ルブランのアルセーヌ・ルパンであり、本書のファントマです(ファントマの場合、何作も映画化さ… コメント:0 2026年02月05日 ミステリ・海外 続きを読むread more
両面宿儺 ☆☆ (両面宿儺 / 豊田 有恒 / ハヤカワ文庫JA 1975) 作者初期の作品集です。歴史・時間テーマを中心に、7作のSF短篇が収録されています。 「両面宿儺」:ライターの金森茂は飛騨高山の出身で、子供の頃、太古に大和朝廷に刃向かった両面宿儺という魔人(?)に興味を抱き、成長してからも、その実体を追い続けていました。そして、日… コメント:0 2026年02月04日 SF・日本 続きを読むread more
探索者の工房 ☆☆☆ (探索者の工房 / ペーター・グリーゼ&H・G・エーヴェルス / ハヤカワ文庫SF 2025) 『ペリー・ローダン・シリーズ』の第743巻です。表紙イラストの女性は、ニッキ・フリッケルでしょうか。今回も前巻の直接の続きで、ストーリーが続きます。 「探索者の工房」(ペーター・グリーゼ):前巻のラストで、アンブッシュ・サトー、ロ… コメント:0 2026年02月03日 SF・海外 続きを読むread more
最悪のとき ☆☆☆ (最悪のとき / ウィリアム・P・マッギヴァーン / 創元推理文庫 1973) マッギヴァーンの第10長篇です。 ニューヨーク市警のスチーヴ・レトニック刑事は、無実の傷害致死罪を着せられて5年の刑に処せられ、刑期を終えて出所してきます(もちろん、警察はクビになっています)。彼の出所は、警察内部と、地元の暗黒街の顔役の間に、動… コメント:0 2026年02月02日 ミステリ・海外 続きを読むread more
ミス・クォンの蓮華 ☆☆☆ (ミス・クォンの蓮華 / ハドリー・チェイス / 創元推理文庫 1973) 作者中期の長篇で、ベトナムを舞台にした異色篇です。 アメリカ人スティーブ・ジャッフェは、保険会社の駐在員として、ゴ・ジン・ジェム(南ベトナムの初代大統領)政権下のサイゴン(現在のホーチミン市)に滞在していました。ジャッフェは、購入したベトナム人少女の… コメント:0 2026年02月01日 ミステリ・海外 続きを読むread more
恐怖の限界 ☆☆☆ (恐怖の限界 / ウィリアム・P・マッギヴァーン / 創元推理文庫 1969) 作者の第8長篇で、先日読んだ「ビッグ・ヒート」の直後に書かれています。 アメリカ人の建築技師マーク・レイバーンは、2年間にわたるイタリアでの仕事を終えて、ミラノのエクセルシオル・ホテルのラウンジで飛行場に向かうまでの時間を潰していました。すると、… コメント:0 2026年01月31日 ミステリ・海外 続きを読むread more
海外ミステリ探偵ベスト100 ☆☆☆ (海外ミステリ探偵ベスト100 / 仁賀 克雄 / 現代教養文庫 1994) 翻訳家の仁賀克雄さんが、海外ミステリに登場する名探偵を100人厳選して、代表作と共に紹介したものです。内容としては、「世界の名探偵50人」や「名探偵 WHO'S WHO」と重なり合いますが、1994年に書かれたものなので、対象となる時間的範囲は本書のほう… コメント:0 2026年01月30日 ガイドブック・日本 続きを読むread more
クリスマスに少女は還る ☆☆☆☆ (クリスマスに少女は還る / キャロル・オコンネル / 創元推理文庫 1999) ミステリなのですが、なぜか「ホラー・ガイドブック」で紹介されていたので、手に取ったものです。ネタバレになりますので詳細は書けませんが、たしかに結末は「火刑法廷」風味でした。 ニューヨーク州の片田舎、メイカーズ・ヴィレッジで、クリスマスを数日後に… コメント:0 2026年01月29日 ミステリ・海外 続きを読むread more
あいつらの悲歌 ☆☆☆ (あいつらの悲歌 / 光瀬 龍 / 光文社文庫 1987) 作者の光瀬さんは若い頃にUFOを目撃した経験があり、「私のUFO」というエッセイも書いています。本作は、そのUFOテーマに正面から取り組んだ作品であり、光瀬さんには珍しい、ストレートな侵略SFでもあります。 『月刊アンバランス』は、もともとは社会評論を主体とする硬派… コメント:0 2026年01月28日 SF・日本 続きを読むread more
灰色の巨人/魔法博士 ☆☆ (灰色の巨人/魔法博士 / 江戸川 乱歩 / 江戸川乱歩推理文庫 1988) 昭和30年に、別々の少年雑誌に連載されたジュブナイル・ミステリです。どちらも、謎の怪盗(正体は見え見えですが(^^;)が、明智小五郎と少年探偵団に挑戦し、知恵比べを繰り広げます。 「灰色の巨人」:東京のデパートで宝石の展覧会が開かれますが、展示品の… コメント:0 2026年01月26日 ミステリ・日本 続きを読むread more
人外魔境の秘密 ☆☆☆ (人外魔境の秘密 / 横田 順彌 / 新潮文庫 1991) 「火星人類の逆襲」に続く、押川春浪や天狗倶楽部の面々を主人公とした"明治古典SF"の第二弾です。前作がウェルズの「宇宙戦争」を元ネタにしていたのに対し、本作はドイルの「失われた世界」を下敷きにしています。 明治44年(1911年)、天狗倶楽部の押川春浪は、動物学者の… コメント:0 2026年01月25日 SF・日本 続きを読むread more
呪いの聖域 ☆☆☆ (呪いの聖域 / 藤本 泉 / ハヤカワ文庫JA 1979) この人は初読みですが、1977年に「時を刻む潮」(年内には登場(^^;)で江戸川乱歩賞を受賞し、その前年に書かれた本作では直木賞候補になった実力派で、作風もユニークで自分好み(笑)のようです。その後、ヨーロッパに移住したまま音信不通となっており、現在も消息不明(らしい)… コメント:0 2026年01月24日 ホラー・日本 続きを読むread more
ロクヴォルトの廃墟で ☆☆☆ (ロクヴォルトの廃墟で / エルンスト・ヴルチェク&マリアンネ・シドウ / ハヤカワ文庫SF 2025) 『ペリー・ローダン・シリーズ』の第742巻です。物語は前巻の続きで、カンタロのコントロール通信網を無力化するために必須の、ナックの協力を取りつけようとするアンブッシュ・サトーの行動が描かれます。 「ロクヴォルトの廃墟で」… コメント:0 2026年01月23日 SF・海外 続きを読むread more
異説・軽井沢心中 ☆☆☆ (異説・軽井沢心中 / 土屋 隆夫 / 角川文庫 1978) 9作品を収録した短篇集です。解説に書かれていますが、男女の関係など、エロチックな要素の多い作品が集められています。 「淫らな証人」:木和田東中学の1年生、女子バレー部の毛利加奈が、体育館倉庫で全裸死体で発見されます。加奈は前日、入院中の母親を見舞に病院へ行ったまま… コメント:0 2026年01月22日 ミステリ・日本 続きを読むread more
ビッグ・ヒート ☆☆☆☆ (ビッグ・ヒート / ウィリアム・P・マッギヴァーン / 創元推理文庫 1967) この人の長篇は、初読みです(短篇は、アンソロジーで読んだことがありますが)。作者マッギヴァーンは、1950年代にアメリカでハードボイルド作家として売り出し、当時はロス・マクドナルドと双璧と言われていたようです。邦訳も、60年代から70年代にかけて、… コメント:0 2026年01月20日 ミステリ・海外 続きを読むread more
東キャナル文書 ☆☆☆ (東キャナル文書 / 光瀬 龍 / ハヤカワ文庫JA 1977) タイトル作品以下、火星を舞台にした4短篇を収めた作品集です。 「東キャナル文書」:昔から、火星の東キャナル市の廃墟には“幽霊”が出るという噂が、根強く囁かれていました。実際、目撃した者は多く、ニベもその一人です。しかし、ニベが他の目撃者と違ったのは、その“幽霊… コメント:0 2026年01月19日 SF・日本 続きを読むread more